防災というと、非常食や水、防災リュック、停電対策などを思い浮かべる方が多いかもしれません。
でも最近、私は「家族が困らないように備えること」も、大切な防災のひとつだと感じています。
私はシングルマザーです。
子どもたちは18歳になりましたが、まだまだ生活のこと、手続きのこと、お金のこと、保険のことなど、分からないことも多い年齢です。
もし、私に突然何かあったら。
子どもたちは、どこに何があるのか、誰に連絡すればいいのか、どんな手続きが必要なのか分からず、困ってしまうかもしれません。
そう考えて、私はエンディングノートを書き始めました。
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エンディングノートは「家族を守る備え」
エンディングノートというと、少し重たい印象があるかもしれません。
でも、実際に書いてみると「死後の準備」というよりも、家族への引き継ぎノートに近いと感じました。
・大切な連絡先
・保険や年金のこと
・銀行口座のこと
・住まいに関すること
・スマホや各種サービスのこと
・子どもたちに伝えておきたいこと
こうした情報をまとめておくだけでも、もしもの時に家族の負担を減らせると思います。
※エンディングノートは、家族への情報共有や希望を残すためのものです。遺言書とは異なり、原則として法的な効力はありません。
重要書類と一緒に保管する
私は今回、耐火防水バッグを購入しました。
自宅近くで小規模な土砂崩れがあり、すぐには引越しできないからこそ、避難の備えや貴重品の保管を見直したいと思ったからです。
コピーした重要書類やエンディングノートは、この耐火防水バッグにまとめて保管する予定です。
ただし、防水バッグでも状況によっては水が染みてくる可能性があると教えていただきました。
そのため、書類はそのまま入れず、ビニール袋やジップ袋に入れてからバッグに入れることにしました。
買って終わりではなく、使い方を見直すことも大切ですね。
中身は家族が分かるように、でも防犯にも注意
エンディングノートには、大切な情報を書くことになります。
だからこそ、保管場所や書き方には注意が必要だと思っています。
暗証番号やパスワードそのものは記載せず、保管場所や確認方法だけを家族に伝えておく方法もあります。
「何がどこにあるか」
「困った時に誰へ連絡するか」
「どの書類を確認すればいいか」
まずは、こうした情報だけでも十分役に立つと思います。

防災は、命を守った後の生活も大切
災害時は、命を守ることが最優先です。
でも、その後の生活を立て直すためには、身分証明書、保険、通帳、契約書類などが必要になることもあります。
そして、もし自分に突然何かあった時、家族が困らないようにしておくことも、大切な備えだと思います。
防災は、特別なことだけではありません。
大切な人が少しでも困らないように、今できることを少しずつ整えていくこと。
それも、家族を守る防災なのだと思います。
私自身の経験から
私の祖母と父は、それぞれ突然に亡くなりました。
祖母は、とても元気に暮らしていました。
しかし、90歳のある日、お風呂で倒れて、そのまま息を引き取りました。
父は持病がありましたが、元気に暮らしていました。
しかし、80歳のある日の夜中に、突然腹痛を訴えて、救急車に乗った瞬間に心肺停止となり、そのまま帰らぬ人となりました。

あまりに突然の別れに、私たち家族は動揺して、ただただ泣き崩れました。
それでも、残された家族は、故人の葬儀準備に取り掛からねばなりません。
いくら悲しくても辛くても、泣いてばかりはいられなかったのです。
そして、役所等に手続きをしなくてはなりません。
そんな時、銀行や保険の情報がすぐに分からず、とても困ったのです。
私も、もしかしたら、ある日突然に旅立つかもしれません。
突然、交通事故に遭うかもしれません。
何かの災害に巻き込まれて、不幸にも命を落とすかもしれません。
もしもの時に、遺された子どもたちが困らないように、大切な情報をきちんと残したいと思いました。
我が家は、ひとり親家庭。
だからこそ、余計にエンディングノートを書こうと思ったのです。
実家で暮らす母にも「大切な情報を自分でも整理整頓できるから」と、エンディングノートを渡しました。
「縁起でもない」とお怒りになる方もいらっしゃるかもしれません。
それでも私は、家族への「引き継ぎノート」という形で、エンディングノートを推進したいと思うのです。


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