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避難所運営に女性が必要な理由🌟炊き出し・生理用品・防犯を「誰かの我慢」にしない

先日受けた防災研修で、女性講師から避難所運営におけるジェンダーの問題を聞きました。

過去の避難所では、女性が朝から晩まで炊き出しを続け、ときには強い言葉を浴びせられることもあったそうです。

一方、避難所の方針を決めるリーダーには女性が少なく、女性の困りごとが運営に反映されにくい状況もありました。

災害時は誰もが大変です。

しかし、その大変さを理由に、一部の人だけに負担や我慢を押しつけるのは、あってはならないことです。

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「炊き出しは女性」が負担を見えにくくする

避難所での炊き出しや清掃は、避難生活を支える大切な仕事です。

ところが、「料理や身の回りの世話は女性」という日頃の思い込みが持ち込まれると、女性が長時間働き続けることがあります。

被災者である女性自身も、自宅の片付け、家族の安否確認、休養などが必要です。

また、食事の準備に追われ続ければ、自分の生活を立て直す時間を持てません。

内閣府の避難所指針でも、炊事や清掃などの役割分担が一部の住民に偏らないよう配慮することが示されています。

炊事や清掃は「女性の仕事」ではなく、避難所全体で分担し、交代できる仕組みにする必要があります。

生理用品は「恥ずかしい」ものではない

先日受けた防災研修で、驚く内容の実例を聞きました。

災害時に、ある避難所の男性管理者が、生理用品の必要数を「1人1日1枚」と計算したそうです。

「知らなかった」そうですが、これはあまりにも酷いと感じました。

月経の量や日数には、かなり個人差があります。

そして、生理用品には、昼用・夜用など必要な種類も異なります。

女性から見れば「1人1日1枚」なんて、あり得ない計算方法です。

しかも、男性の担当者へ直接申し出なければ、生理用品を受け取れない状況では、必要でも言い出せない人がいるでしょう。

女性用トイレなど、必要な人が人目を気にせず受け取れる場所へ置くこと。

複数のサイズや種類を準備すること。

中身が見えない袋や廃棄場所を用意すること。

こうした運用まで考えておく配慮が必要と思います。

生理用品は、女性にとって健康と衛生を守る生活必需品です。

恥ずかしいものでも、後回しにしてよいものでもありません。

女性が意思決定に加わることが大切

女性の意見を聞くことと、女性が決定する立場にいることは同じではありません。

避難所運営の責任者に女性を含む多様な人が加われば、次のような課題を早い段階で見つけやすくなります。

  • 男女別の更衣室や、安心して授乳できる場所
  • 女性用トイレの位置、照明、夜間の見回り
  • 生理用品や下着の備蓄量と受け取りやすい配布方法
  • 性暴力やDVを相談できる女性窓口
  • 妊産婦、乳幼児、高齢者、障害のある人への配慮
  • 炊事や清掃などの公平な役割分担

国の指針でも、住民による避難所運営組織に女性など多様な人が責任者として加わり、女性に必要な物資や衛生、プライバシーに関する意見を反映することが求められています。

リーダーと副リーダーの両方を男性にせず、女性と男性を配置する。

女性だけに「女性担当」を任せるのではなく、運営会議や物資管理など避難所全体の意思決定に参加してもらう。

こうした体制を平時から決めておくことが重要です。

防災訓練から変えられること

災害時だけ、急に公平な運営を始めるのは難しいものです。

日頃の防災訓練から、次の点を確認しておきたいと思います。

  1. 運営責任者に女性を含む多様な人がいるか
  2. 炊事・清掃・受付・物資配布などを性別で決めていないか
  3. 役割を交代でき、休める仕組みがあるか
  4. 生理用品や下着を人目を気にせず受け取れるか
  5. 女性が安心して相談できる窓口があるか
  6. 更衣・授乳・トイレ・物干し・防犯を具体的に検討したか

訓練の参加者に女性がいるだけでは十分ではありません。

進行役やリーダー、判断する立場にも加わり、出された意見を実際の避難所マニュアルへ反映することが必要です。

まとめ|誰かの犠牲に頼らない避難所へ

避難所に女性の視点を取り入れることは、女性だけを特別扱いすることではありません。

立場や体の違いによって困りごとが異なることを知り、声を上げにくい人も安心して過ごせる環境を作ることです。

その視点は、子ども、高齢者、障害のある人、性的少数者など、多様な人にとっても過ごしやすい避難所につながります。

女性に炊き出しを押しつけない。

生理用品を軽視しない。

女性の意見を聞くだけでなく、意思決定の場に加える。

災害時だからこそ、誰かの我慢や犠牲で成り立つ避難所にしないことが大切です。

女性の安心を守るために備えておきたい防災用品

避難所では、本来、誰もが安心して過ごせる環境が整えられる必要があります。

しかし、着替えやトイレの目隠し、下着を交換できないときの衛生対策、防犯や救助を求めるための備えなど、自分に合ったものをすぐに受け取れるとは限りません。

必要なものを自分用の防災ポーチへ入れておくことも、安心につながります。

⬇️ ⬇️ ⬇️ ⬇️ ⬇️

⭕️災害時や緊急時、ホイッスルで助けを求めることができます。

⭕️使い捨ての下着があると、災害時の洗濯できない際に便利です。

⭕️ポンチョはプライバシーを守り、着替えや非常用トイレを使用する際に重宝します。

⭕️衛生とプライバシーを守る、中身が見えない防臭袋

参考資料

  • 内閣府「避難生活における良好な生活環境の確保に向けた取組指針」(2024年12月改定)
  • 内閣府男女共同参画局「災害対応力を強化する女性の視点~男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドライン~」(2020年5月)
  • 世界経済フォーラム「Global Gender Gap Report 2025」

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