災害で断水したとき
「給水車が来るから大丈夫」
と思っていませんか?

確かに給水車は、断水時に私たちの生活を支えてくれる大切な存在です。
しかし、給水車があるからといって、水の備蓄が不要になるわけではありません。
実は全国の給水車は約1,300台程度といわれていますが、大規模災害ではすぐに十分な支援が行き渡らないこともあります。
この記事では、給水車だけに頼るのが危険な理由と、家庭で備えておきたい水の備蓄について分かりやすく解説します。
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給水車とは?
給水車とは、水道水を運んで被災地などへ届ける車のことです。
地震や台風などの災害で断水が発生した際、自治体や水道事業者が給水活動を行います。
給水車のおかげで、多くの人が飲み水を確保できるため、災害時には欠かせない存在です。
しかし・・・給水車にも限界があるのです。

全国の給水車は意外と少ない
実は、日本全国にある給水車は約1,300台程度と言われています。
数字だけを見ると多く感じるかもしれません。
しかし、日本全国の自治体や人口を考えると、決して十分とは言えない台数です。
給水車を最も多く保有している自治体でも30台程度です。
実際には、給水車を所有しない自治体もあるのです。

大規模な災害が発生すると、被害の大きな地域へ全国から給水車が集まります。
それでも、多くの人が同時に水を必要とするため、すぐに全員へ行き渡るとは限りません。
「給水車が来るから安心」
ではなく
「給水車にも限界がある」
ということを知っておくことが大切です。
給水車が来てもすぐに水を受け取れるとは限らない
災害発生後は道路の損傷や渋滞などで、給水車の到着が遅れることがあります。
また、給水所が設置されても、多くの人が集まれば長い列ができることもあります。
真夏や真冬の屋外で長時間待つことになるかもしれません。
特に小さな子どもや高齢者がいる家庭では、大きな負担になる可能性があります。

また、給水車から水を受け取るには、ポリタンクや空のペットボトルが必要です。
給水車で水を入れるビニール袋をもらえる場合がありますが・・・
そこに水を入れて運ぶと、水の重さで手がちぎれそうになるほど痛くなると聞きました。
日頃から、このようなことも考えて、ポリタンク等を備えておきましょう。

水を運ぶのは想像以上に大変
給水所で無事に水を受け取れたとしても、そこで終わりではありません。
その水を自宅まで運ぶ必要があります。

水は1リットルで約1キログラム。
10リットルなら約10キログラムになります。
とんでもない重さになっていきます。
普段は何気なく使っている水ですが、実際に運ぶとなるとかなり重く感じます。
給水袋やポリタンクがなければ持ち帰ることもできません。
加えて、水の運搬には、台車やカートが必要となります。
そして、停電時にはマンションのエレベーターは使えません。
重い水を持って階段を上がらねばなりません。
・・・非常に厳しい水の運搬となります。
断水時には、水そのものだけでなく、運ぶための準備も必要なのです。
だからこそ水の備蓄が大切
農林水産省や自治体などでは、飲料水を1人1日3リットル程度備蓄することが推奨されています。
3リットルと言われてもイメージしにくいかもしれませんが、
500mlのペットボトルなら6本分です。
つまり、1人が1日生きるために必要な飲み水だけでも、かなりの量になります。
最低でも3日分、できれば7日分あると安心です。
例えば4人家族の場合、
500mlペットボトル6本 × 4人 × 3日
=72本
になります。
本数で考えると、その量の多さがよく分かりますね。

だからこそ、断水してから給水車に頼るのではなく、普段から少しずつ備蓄しておくことが大切です。
一度に用意するのが難しい場合は、普段飲んでいるペットボトルの水を少し多めに買い、使った分を補充する「ローリングストック」がおすすめです。
水は、ネット購入がオススメです。
ただし、必ず1度で受け取れるようにしましょう・・・配達スタッフさんが、大変な苦労をすることになります。
こちらのブログ内サイト「災害時の水に関する解決ガイド:知っておくべきこと」もご参照ください。
給水車は備蓄の代わりではない
給水車は災害時の大切な支援です。
しかし、給水車は「備蓄の代わり」ではありません。
本当に大切なのは、
水の備蓄があれば、慌てて給水所へ向かわなくても済みます。
給水車が来るまでの時間を、自分や家族で乗り切れることです。
また、体調不良や悪天候のときにも安心です。
まとめ
断水時に活躍する給水車は、とても心強い存在です。
しかし、全国の給水車の台数には限りがあり、災害の規模によっては到着まで時間がかかることもあります。
だからこそ、
「給水車が来るから備蓄しない」
ではなく、
「給水車が来るまで自宅でしのげる備えをしておく」
ことが大切です。
この機会に、ご家庭の飲料水の備蓄量を一度確認してみてはいかがでしょうか。
また、お住まいの自治体が所有している給水車の数も確認してみましょう。
このブログを読んでくださった皆様が、災害時に水に困りませんように。



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