「防災用品、何からそろえよう?」
と考えると、水や食料が頭に浮かぶ方が多いと思います。
でも、意外と忘れがちなのがトイレットペーパーです。

震災や豪雨などの被災経験者の声を聞くと
「水より先に、トイレットペーパーが尽きて困った」
という話は少なくありません。
特に女性は、生理や体調不良の時など、普段よりも使用量が増えることもあります。
家族の人数分を考えると、かなりの量が必要なトイレットペーパー。
今回は、女性の視点から、災害時のトイレットペーパー備蓄についてお話します。
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災害時にトイレットペーパーが必要な理由🌟
①衛生管理に直結
避難所生活や断水時は、手洗いやお風呂の回数が減ります。
体を清潔に保つために、紙類はとても重要です。
ティッシュペーパーの代用にもなります。
②避難所でのトイレ事情
避難所のトイレには、トイレットペーパーが設置されていないことがあります。
自分や家族が困らないように、トイレットペーパーを防災リュック等に入れておくことをオススメします。
③精神的な安心感
トイレでの清潔を保てるだけで、ストレスや不安が大きく軽減されます。
④代用品がない
ティッシュペーパーやキッチンペーパーでは水に溶けず、トイレ詰まりの原因になることも。

南海トラフが起きたら・・・トイレットペーパーが長期品薄に!?
あくまで予想の話ですが。
南海トラフが起きた際、トイレットペーパーは長期間に渡って品薄状態が続くと言われています。
その理由は、南海トラフが東海エリアを直撃すると予想されるため。
日本のトイレットペーパーの大きなシェアを誇るのは、どこかご存知ですか?
答えは、静岡県です。
静岡県にある紙製品の工場が、南海トラフにより、壊滅的な被害を受けることが予想されるため、長期間の品薄状態が予想されるのです。

新型コロナが流行を始めた頃、トイレットペーパーが店頭から消えたのは、まだ記憶に新しいですね。
あの事態と比較にならないほど、トイレットペーパー等の紙製品が長期品薄になるでしょう。
災害が起きてからでは手遅れになることが多いです。
早めに備蓄しておくことをオススメします。
家族構成別!!備蓄量の目安🌟
トイレットペーパーの必要量の目安は、一般的に、1人1ヶ月で約6ロールです。
シングルロールで約50mとして計算しています。
(性別や体調、トイレの回数によって増減しますので、あくまで目安となります)
家族の分も・・・と思うと、結構な量が必要。
災害時は物流が止まり、また紙関連の工場が被災する可能性もあり、紙類が手に入らなくなる可能性があります。
少々かさばりますが、日頃から備えておきましょう。
人 数 | 備蓄量の目安 |
1人暮らし | 最低18ロール(3か月分) |
3人家族 | 最低54ロール(3か月分) |
4人家族 | 最低72ロール(3か月分) |
※生理期間や下痢など体調不良時には消費量が増えるため、余裕をもって備蓄しましょう。

保管場所と湿気対策🌟
トイレットペーパーの保管場所について、考えたことはありますか?
押し入れ等に保管している方が多いのではないでしょうか。
実は、トイレットペーパーは湿気に弱く、長期間の保管で紙がふやけたり変色します。
大切なトイレットペーパーですから、保管方法に注意しましょう。
- 密閉ケース等に入れる(パッケージのまま保管もgood)
- 湿気が少ない場所に保管する
- 直射日光が当たらない場所に保管する
- 匂いが強いものから離して保管する
- 芯を下向きにして積み重ねると型崩れ防止になる

ローリングストック法で無理なく備蓄を🌟
防災用品は、使わずに放置すると、気付かないうちに古くなってしまうことがあります。
ローリングストック法を使えば、日常的に使いながら常に一定量を備蓄可能ですよ💖
🔴普段からストックを多めに持ち、減った分だけ買い足す
🔴賞味期限や消費期限はないけれど、紙の劣化を防ぐため古いものから使う
携帯用トイレも一緒に準備しましょう🌟
災害直後は、トイレの利用が制限される場合があります。
🟢携帯用トイレ(凝固剤入り)
🟢ウェットティッシュ
🟢小型のゴミ袋
🟢トイレットペーパー数個
これらを防災バッグにセットしておくと、避難所でも安心感が違います。
車をお持ちの方は、車内に置いておくのも良いでしょう。
まとめ
トイレットペーパーは、災害時の生活の質を守るために欠かせないアイテムです。
女性や子供、高齢者のいる家庭では特に必要量が増えるため、3か月分以上の備蓄をオススメします。
今日からでも、少しずつストックを増やしましょう。
家族分のストックを考えると、トイレットペーパーの購入は重くて大変。
そんな時は、ネット購入がオススメです。
保管場所や湿気対策も忘れずに🌟
この記事が、少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

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