真夏に、瞬間冷却剤を使用することがありますよね。
ドラッグストアやホームセンター、100円ショップでも売っていて、叩くとすぐに冷える商品です。
単価は100〜150円程度で販売されています。
この冷却剤、実は簡単に作成可能。
格安で手作り可能な瞬間冷却剤の作り方をご紹介します。
ぜひご自分で作ってみてください。
簡単ですw
※記事内にはアフィリエイトリンクが含まれており、購入時に収益が発生する場合があります。
材料は3つだけ!!
材料は、全てホームセンターで手に入ります。
⭕️尿素
⭕️水
⭕️ジップロック(ジッパー付きの丈夫な袋ならOK)
尿素は、肥料売場で売られていますよ。
水は、もちろん水道水でOK!!
ペットボトルに入れて作ってもOK!!

《注意点》
尿素は、小さなお子さんの手の届かない場所で保管しましょう。
冷却剤作成時は、手袋を使用して作りましょう(尿素に不純物が入っている可能性がある為)。
①尿素約40g(大さじ約3杯)をジップロックに入れる
②水約60ml(大さじ約4杯)を加えます
③袋の空気を抜いて、しっかり閉じる
④袋を軽くモミモミすると、すぐに冷えます!!
完成!!
尿素と水は2:3が黄金比です。
この割合で作ると、溶けやすく冷たさが安定して実用的です。

市販の冷却剤の成分にも、尿素と水の表示があります。
尿素って何???
尿素は、人や動物の体の中でも自然に作られる「チッソ(窒素)を含む成分」です。
私達が普段使う尿素は、ほとんどが工場で作られた人工の尿素です。
身近な尿素の使われ方としては【化粧品】【肥料】【冷却剤】があります。
尿素は「おしっこの成分のひとつ」ではありますが、科学的に取り出したり、人工的に作った尿素は、とてもキレイで無臭です。
「おしっこの成分だから嫌だ」と誤解されがちな成分ですが、安心して使ってくださいw
冷たさの継続時間は?
上記の方法で作成した瞬間冷却剤は、どれぐらい冷たさが継続するのか?
それは使用状況によって異なります。
🟢常温の室内で使用➡️約10〜15分
🟢タオル等で包む➡️約10〜20分
🟢暑い屋外(夏場)➡️5分程度
最初はキンキンに冷えていますが、時間が経過するとぬるくなってきます。
屋外で使用すると、やはり継続時間は短いです。

実際に、市販の瞬間冷却剤を室温28度の屋内で試しました。
最初はキンキンに冷えていて「冷たぁ〜!!」と叫ぶほどw
これは、猛暑には嬉しい冷たさ!!
でも、10分を経過するとぬるくなってきました。
20分後・・・完全にぬるくなってしまいましたw
なんで冷たくなるの?
尿素が水に溶けるときに「吸熱反応(きゅうねつはんのう)」が起きます。
吸熱反応というのは、周りから熱を奪って起こる化学反応です。
今回の冷却剤も、尿素が水に溶ける時に『熱を奪うこと』で周囲が一気に冷たくなるわけです❄️
ただし、水が少なすぎると尿素が溶けきらないので、ちょっと水を多めにするのがコツです。
エコ肥料としてリサイクル可能
使い終わった尿素と水の冷却剤は、エコ肥料としてリサイクル可能です。
この場合は、最低でも10倍以上に薄めて使いましょう。
(成分が濃すぎると、野菜や植物にダメージを与えてしまいます。)
プランターや鉢植えより、地植えの植物(花壇や畑)向きです。

野菜、草花、観葉植物など「チッ素を好む植物に少しだけ」がポイントです。
少量を様子見しながら試すのがコツです。
エコ肥料として使わない場合は、トイレや流しに流す方法が一般的です。
まとめ
尿素と水で、手作りの瞬間冷却剤を格安で簡単に作れます。
これは、猛暑時の冷却剤として活躍します。
冷却時間が短いので、何度も作ることになるでしょう。
ただし、作り方が簡単なので、材料さえあればすぐに作ることができます。

使用後は、水で薄めれば、エコ肥料としてリサイクル可能です。
猛暑時の冷却方法として、少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
コメント