災害が起きた際、停電になる可能性が高くなります。
今はUSBで充電できる機器が増えていますが、停電になると充電が非常に難しくなります。
そんな時に、頼りになるのが乾電池。
乾電池をバッテリーとした災害対策グッズには、懐中電灯、ラジオ、ランタン等があります。
乾電池を機器に入れると、どうしても重くなりますが、やはり便利。
ただし・・・乾電池は便利な反面、電池漏れという恐ろしい現象があるのを忘れてはいけません。
電池漏れ(液漏れ)とは??
電池漏れ(液漏れ)は、乾電池やアルカリ電池の内部にある「電解液」が外部に漏れ出す現象です。
見た目としては、液体がにじみ出たり、白い結晶や青白い粉が電池や電池ボックスに付着することが多いです。
電池漏れを起こした機器は、故障する可能性もあるため、早急に処置が必要です。
下記に、電池漏れの主な原因を記載しましたので、ご参照ください。
・長期間、電池を機器に入れっぱなしにする
・電池の過放電(使い切ったまま放置)
・新旧や異種の電池を混ぜて使う
・高温多湿や落下などによる電池の劣化
・電池の逆挿入やショート(端子同士が金属でつながる)
私もやらかしました(泣
電池漏れについて、偉そうに語っている私ですが、今までに何度も電池漏れをやらかしています。
壊した機器も多数(泣
最近、大切にしていた某有名メーカーのパワーブロー(バッテリー駆動の空気入れ)が、電池漏れが原因で再起不能となりました(泣
変わり果てた電池達がこちら⬇️

子供達の浮き輪やプール、エアマット等に大活躍してくれていたパワーブローでしたが・・・
乾電池の設置箇所が悲惨なことに⬇️

もう本当に酷い有様(泣
・・・引越の為、車に持ち込んで、そのまま忘れて1年間放置。
その結果、この状態に。
決して真似しないでください。
電池漏れの危険性
乾電池の液漏れは、人体・機器共に深刻な被害をもたらす危険があります。
適切な取り扱いと早めの対処が重要です。
・アルカリ乾電池の液漏れは、主成分が『強アルカリ性の水酸化カリウム』であり、皮膚に触れると化学火傷や皮膚障害を引き起こす可能性があります
・液が目に入ると失明の危険があります
・誤って口に入れると、激しい頭痛や嘔吐などの中毒症状を起こすことがあります
・マンガン乾電池の場合は『塩化亜鉛水溶液(弱酸性)』ですが、目や皮膚に付着すると傷害を起こす恐れがあります
【火災・発火の危険】
液漏れは電池内部のガス発生や圧力上昇が原因で起こることが多いです。
場合によっては発熱や発火、破裂のリスクもあります。
【機器への影響】
液漏れした電解液が機器内部に付着すると、金属部分が腐食します。
機器の故障や動作不良の原因になります

乾電池の液漏れは、想像以上に身体や危機に影響を及ぼします。
たかが液漏れ、、、などと思わずに、必ず管理するようにしましょう。
普段から管理していれば、突然災害がやってきても、乾電池対応の懐中電灯やラジオ等も、慌てず騒がず使用可能です。
電池漏れの対処法
乾電池が液漏れした際の対処法を記載します。
十分に注意して対処してくださいね。
・液漏れした電池や液体には素手で触れず、ビニール手袋など防水性のある手袋を使用しましょう
・皮膚や目に付着した場合は、すぐに大量の水で洗い流し、必要に応じて医師の診断を受けましょう
・液漏れした電池は、市町村の指示に従って廃棄しましょう
・廃棄時も液が手に付かないよう注意しましょう
電池漏れの予防策
乾電池の液漏れの予防策は、下記の通りです。
簡単な注意で、液漏れを防げます。
日頃から気を付けましょう。
電池を長期間機器に入れたまま放置しない
電池を完全に使い切る前に交換する
異なる種類や新旧の電池を混ぜて使わない
電池のプラス・マイナスを正しく装填する
乾電池の液漏れは、人体・機器ともに深刻な被害をもたらす危険があります。
適切な取り扱いと早めの対処が重要です。
コメント