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エキゾチックアニマル(小動物)の避難対策!準備と注意点【車中避難編】

エキゾチックアニマルと呼ばれる小動物は、犬や猫よりも環境の変化に敏感です。

また、ストレスや温度変化に弱い生き物なので、避難が難しいとされています。

加えて、温度や湿度の管理、ケージの形状、食べ物の特殊性、鳴き声や匂いなどから、避難所の受け入れが制限されることが多いのです。

この記事では、エキゾチックアニマルを安全に避難させるための準備と、車中避難の際の注意点をまとめました。

大切な命を守るために、今から備えておきましょう。

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災害時のペットへの対応

実際に震災時に起きていたことですが・・・

当初は避難所で受け入れ可能だった「ペット同行避難」でしたが、途中から飼主とペットは強制退去となりました。

それは、同じ避難所にいた方々から

「アレルギーによる体調不良、匂い、鳴き声、夜間に動き回る」等

でクレームが出たためです。

(これは、エキゾチックアニマルだけではなく、犬や猫にも共通する問題点です)

このようなことから、自宅避難、車中避難を選択する飼主さんも多いです。

東日本大震災では、ペットについての対応が大きな問題となり、ペットの救護対策ガイドラインが作成されました。

このガイドライン(犬や猫への対応が中心)では、基本的にペットは飼主と一緒に避難することが定められています。

ペットに対する避難については、各自治体によって対応が違います。

必ず確認しておきましょう。

🚗 エキゾチックアニマルと車中避難の注意点

温度管理(最優先)

  • 爬虫類(カメ・トカゲ・ヘビなど)
    → 車内が冷えると命に関わる。ポータブル電源+パネルヒーター、またはカイロ+毛布で温度確保。
  • 小鳥や小動物(インコ・ウサギ・ハムスターなど)
    → 暑さに弱い子が多い。夏場は断熱シートや日よけ、バッテリー式の小型ファンを活用。
  • 車内は昼夜の温度差が激しいから、温湿度計を常に確認して調整。
  • 小動物や爬虫類は体温調節が苦手なので、エアコンや日陰駐車が必須。
  • 夏場は熱中症、冬場は低体温症のリスク大。
  • 車内温度は 20〜28℃ を目安(種類によって適温は異なる)。
  • 爬虫類の場合は、携帯用のヒーターや保温ボトルにお湯を入れて温度をキープ。

換気と空気環境

  • 小動物や鳥は 二酸化炭素の蓄積や臭気で体調を崩す
  • 定期的に窓を少し開ける or ポータブルファンで空気を循環。
  • 香料や消臭剤は避ける(鳥や小動物に有害な場合あり)。
  • 繊細な動物は人の声や振動でストレスを受けやすいので、ケージを布で覆って視界を遮るのも効果的。
  • 鳥の場合は羽ばたいて怪我しないよう、必ずケージに入れる。

ケージ・キャリーの安定化

  • 車内で揺れると動物は強いストレスを感じる。
  • 頑丈で通気性のあるキャリーケース を準備。
  • ケージやキャリーは シートベルト固定、または床に滑らないように設置。
  • 布をかけて外部刺激を遮ると安心する子も多い。
  • 床に滑り止め(タオルやマット)を敷き、移動中にひっくり返らないよう固定。
  • ハムスターや小鳥は、非常時用に「小型キャリー」を普段から慣れさせておく。

食事と水分

  • 水は小動物用ボトル、鳥なら給水器を用意。
  • ペット用の水と餌は最低でも 1週間分ストックする。
  • 鳥やウサギは水切れに注意。こまめに交換。
  • 爬虫類・両生類は一時的に絶食できる場合もあるが、ストレスで体力消耗するので霧吹きなどで水分補給。
  • 腐りやすい野菜が必要な動物(ウサギなど)は、乾燥野菜やペレットをローリングストックしておく。

騒音・ストレス対策

  • エンジン音や人の出入りで驚きやすい。
  • 静かな環境を確保する工夫(車内の後部に設置・カバーをかける)を。
  • 繊細な子は短時間ごとに様子を見て、体調チェック。

衛生と排泄

  • 小動物:新聞紙やペットシーツを敷いてこまめに交換。
  • 爬虫類:フンや尿の処理をすぐにできるようウェットティッシュや袋を用意。
  • 鳥:糞受けトレーや下敷きペーパーを複数持参。

緊急時の備え

  • かかりつけ獣医の 連絡先と診療可能な動物病院リスト作成。
  • 予備の餌・床材・止まり木・水入れなどは「最低1週間分」確保。
  • 万一に備えて「この子の飼育方法メモ」「飼主の連絡先」をキャリーバッグやケージに貼っておくと安心。
  • 災害でパニックになり逃走して、そのまま迷子になる子がいます。迷子札もオススメ。

健康管理

ストレスで食欲不振・体調不良になりやすいので、管理に注意する。

普段から「よく食べる餌」「落ち着く匂いのタオル」などを一緒に持参すると安心。

持病のある子はを忘れずに。

🐾まとめ

エキゾチックアニマルは、犬猫よりも環境変化に弱いので、温度・餌・ストレスがポイントとなります。

災害時、ペット用品は、自治体からの支給が期待できないため、必ず「自分で事前に準備」しましょう。

特殊なペット(猛禽類・爬虫類など)は、専門施設や獣医に避難時の相談・預け先を検討することも重要です。

自治体によっては、相談すれば「別室」や「専用スペース」を設けてくれる場合もあります。

災害時に、大切な家族と一緒に、安心安全な避難生活を送れることを願っています。

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